ウィルス性いぼは、その名の通りウィルスによってうつる病気で、手足によくできます。
手指にできたいぼ
治療
ウィルス性のいぼの治療には液体窒素を用います。
-195度という超低温の液体窒素を患部につけて、軽いやけどをおこさせて、ウィルスを退治します。
いぼの治療をしているところ
治療は少し痛みがあり、終わったあとも30分から半日ほど痛む場合もあります。
やけどしたいぼの部分は、1週間から2週間ほどでかさぶたのようになってポロリととれます。
1回の治療で治ってしまう場合もありますが、通常は1~2週おきに数回は通院する必要があります。
多発するいぼや治りにくいいぼには、ヨクイニンという漢方薬を使う場合もあります。
ヨクイニンには、皮膚のターンオーバーを促進したり、皮膚免疫を亢進させたりする効果があると言われています。
何年も治らなかったいぼが、ヨクイニンの内服を開始して急速に良くなった例もあります。
ウィルス性のいぼは、治療が遅れると他の部位にうつったり、より大きく深く拡大してそれだけ治療期間が長引きます。
小さく浅いうちに早めに治療することをおすすめします。