動脈瘤とはどんな病気?自覚症状はあるの?
動脈瘤とは、動脈が病的に拡大してしまう状態です。その形状によって、比較的安全なものから、危険なものまでありますが、破裂するまで症状がでることは稀です。
破裂してしまうと、激痛とともに、命に関わる状態になることがありますので、日ごろから血圧管理を行い、定期的に健康診断を受ける必要があります。
動脈瘤ができてしまう原因は?予防方法は?
動脈瘤ができてしまう最大の原因は、動脈硬化であり、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が主な原因です。他には、ケガによるもの や細菌の感染によるものがあります。
予防法は、生活習慣を改める事が一番であり、中でも高血圧は動脈瘤の最大の原因になりえますので、塩分を控える、適度な運動を行う、ダイエットをするなどがあります。
動脈瘤は治る病気?どんな治療法?手術になるの?
動脈瘤は自然に治る病気ではありません。
動脈瘤が小さくなることはほとんどなく、一度大きく膨らんだ血管はそのままの大きさでとどまるか、徐々に大きくなるかの2択になることが多いです。
治療法には、手術して血管を取り替える方法と、カテーテルでステントグラフトという管を入れる方法があります。各々適応があり、個々の症例に適した治療法を相談ししながら決めることになります。
動脈瘤ができやすい場所とは
動脈瘤ができやすい場所 は大きく3つあります。
頭にできる脳動脈瘤、胸にできる胸部大動脈留、お腹にできる腹部大動脈瘤などです。
一般的には、血管がカーブしている部分や、血管が分岐している部分にできる事が多いです。
川の流れと同じで、曲がっているところや、枝分かれしているようなところには、圧力がかかりやすく、血管に負担がかかりやすいため動脈瘤ができやすくなっているのです。