不眠症は国民病!?
不眠症とは、睡眠の問題が1ヶ月以上続き、日中にだるさ、意欲低下、集中力低下、食欲低下などの不調が出現する病気です。
現在では、60歳以上の日本人の3人に1人が不眠症に悩んでいると言われています。
不眠症にはいくつか型があります
- 寝付きが悪い入眠障害
- 途中起きてしまう中途覚醒
- 予定より早く起きてしまう早朝覚醒
- ぐっすり眠れた感じが得られない熟眠障害
などがあります。
睡眠時間にこだわらない
睡眠時間には個人差があります。また個人においても、ライフステージ・年齢によって必要とする睡眠時間は大きく異なります。
ですので、「若い頃はもっと眠れたのに」とこだわる必要は全くありません。
ただし、日中に不調が生じる場合は、生活習慣の見直しや、内服薬による治療の介入が必要になります。
今日からできる不眠症対策
①就寝と起床時間を一定にする
睡眠覚醒は体内時計で調節されています。
休日でも同じ時間に起きたり、週末の夜更かしはさけましょう。昼寝のしすぎは体内時計を乱すので注意が必要です。
②睡眠時間にこだわらない
以前はもっと眠れたから、○時間は眠りたい!と考えずに、眠れない時は、思い切って布団からでましょう。
寝床にいる時間が長いと熟眠感が減ってしまいます。
③太陽の光を浴びる
これも体内時計を調節する為の方法です。
朝の内に太陽を浴びることで体内時計が朝にリセットされ、夜の寝付きが良くなります。
④適度な運動を行う
ほどよい肉体疲労は心地よい眠りにつながります。
疲れていないとなかなか眠れないものです。適度な運動の後には、副交感神経というリラックス神経が活性化され、寝付きがよくなります。
睡眠薬は怖い薬ではありません
睡眠薬は一度使うと手放せなくなる。
次第に量が多くなりそうで怖い。
そう考えている方もいらっしゃいますが、そんな事はありません。
かつて使用されていた睡眠薬は作用が強力な反面、副作用が強く安全面に問題がありましたが、現在使用されている睡眠薬の多くは副作用も少なく、自然に近い眠りが得られます。
医師の指導の元に適切に使用する事が大切です。
不眠症でお悩みの方は一度ご相談ください。